
秦の趙攻めの鍵となる「朱海平原の戦い」は15日目に!秦軍右翼では信率いる飛信隊が奮戦。

趙中央軍を側面から攻めるための戦いを続けていましたね。

中央軍の戦いは李牧の不思議な戦法に苦戦していた秦軍でしたが、王翦はその理由を察知し、軍の予備動作である「起こり」を見て、それに対応していることを理解しました。

更に王翦は起こりを今度はこちらが利用し、戦いを有利に進めていきますが一体どうなっていくのでしょうか?
【キングダム】最新607話確定ネタバレとあらすじ
趙軍将軍の雷伯は、王翦の戦いに翻弄され苦戦を強いられています。
応援要請や隊長討死の知らせが次々と聞かれ悩んでいました。
そして、王翦率いる中央軍本陣の起こりを見つけられず、逆にこちらの起こりを見つけられて反撃されている光景に、王翦が李牧様レベルの天才であることを気付かされています。
一方、戦いを優勢に進めている王翦は、全く違う光景を想定していました。
優勢に進めている戦いの報告を無視して
「今すぐ乱戦を解け」
と言った王翦。
「左へ転進する」
と言って、もう一か所で戦っている田里弥軍との合流を指示しました。
戸惑う部下に
「面倒だ、まとめて一気に決着をつける」
と自信満々に言って進軍を開始します。
その行動には敵味方の将軍だけでなく、敵の大将の李牧すらも驚かせる展開。
その場の人間の思考が、一瞬停止する程の大奇襲となりました。
更に王翦の進軍に将軍の倉央が反応して、倉央軍まで合流。
ますます状況は混沌としてしまいます。
その状況に焦る趙軍。誰もその行動に理解できません。
唯一李牧のみが何かに気付いた様子です。
一方、秦将軍の倉央と田里弥は王翦を信じた顔をみせました。
そして、王翦は混戦の中、周りに様々な指示を出します。
それに的確に動く全軍。
趙軍には何をやっているか分からないも、李牧のみが戦いながら布陣していることに気付きました。
戦いながら布陣するのは難しいことのようですが、その後王翦は「赤大鶴の陣」を完成させたのです。
その事に趙軍全ては驚き、倉央と田里弥は戦いの優勢差を実感しました。
しかし、その次の王翦は行動には周りを更に驚かせます。
何と馬に乗ったままで王翦は一人軍を離れ、趙軍の中に入っていきます。
趙軍に罠かと思わせるくらいの予想外の行動で、倉央と田里弥は驚きつつ部下にいつでも助けに行けれるように指示を出しました。
それに対し、今度は趙軍から馬が一頭現れます。
何とそこには李牧の姿が…。
その様子に更に両軍を驚かせのです。
そして、両軍大将である王翦と李牧が向かい合いました。
「初めましてですね、王翦」
と丁寧に言う李牧に
「よく出てきたな」
と偉そうに言う王翦。
その様子を両軍は見守っています。
李牧少し考えた李牧は食料のことを理由に
「降参しなさい」
と言い始めました。
王翦は
「笑わせるな」
と鄴が食料難で陥落することを言いました。
李牧は鄴は趙の歴史の重みから落ちないないと言うも、王翦は
「上に立つ者共が馬鹿の集団であれば、それだけで国は亡ぶ」
と今の趙国の実情を看破。
李牧に向かって
「お前さえ消えさえすれば、間違いなく趙は一瞬で滅ぶ」
と言い切ったのです。
そうして、今の趙の現状を伝える王翦に李牧は
「何が言いたいのです、王翦」
と疑う表情を出します。
それに対し王翦は
「私と一緒に来い李牧」
「お前が私と組み力を貸すなら、二人で全く新しい最強の国を作る事が出来る」
と李牧に趙国を裏切るように促したのです。
【キングダム】最新607話確定ネタバレ感想と考察
今回も「朱海平原の戦い」の15日目での中央軍の戦いです。
信たちが右翼で戦っている中、中央では李牧と王翦の直接対決が続いていますが、とりあえず今回は王翦の行動が想像の上ばかり行く驚きの回でした。
軍の行動の起こりに対応して反撃する、李牧の完璧とも思える戦い方を見破った王翦。
隙がないと思われた作戦も、先に向こうに戦略を起こさせこちらが起こりで対応すると言う想像できない戦い方で攻略してしまいました。
この作戦自体も凄いですが、見破った作戦をいきなり使えるという王翦の発想と戦いのセンスには天才としか思えませんでした。
更にその状況に満足せずに、全軍を合流させ戦いながら陣を形成していった王翦は、天才の上を行くのではないでしょうか?
それだけでなく、一人で趙軍の中に入っていく行動の大胆さ。
敵の総大将である李牧をスカウトするという発想には、もう天才を通り越し馬鹿とさえ思わされました。
馬鹿と天才は紙一重なんでしょうか?w
はたして李牧をスカウトする発想は、李牧を裏切らせる作戦なのか、本当に李牧を手に入れたいのか興味深い所です。
更に見方によっては、王翦が秦も裏切り李牧と国を作ろうとも見えるのが怖い所です。
【キングダム】最新607話確定ネタバレまとめ
通常李牧は提案を断るはずですが、もう既にこれまでの戦いの流れが想像を上回っている為、今後の展開が予想できません。
はたしてどうなっていくのでしょうか?
一方、秦軍左翼では、信率いる飛信隊も善戦していますし、こちらの介入も非常に興味深いです。
混乱する「朱海平原の戦い」。今後の展開が楽しみですね。
お忙しい中最後まで読んでいただき有り難うございました。
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